VC PTN 2870485 BlogKenJr. 脱原発に向けて
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作家志望であるかどうかあやしくなってきた作者が、広く世の中に認知してもらうためのあらゆる実験を行うための日記。また作家になるかどうかあやしくなってきた過程を随時報告していきます。
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脱原発に向けて
フジテレビに対するデモがあったわけだが、どうもデモというのは好きになれない。

デモというのは自分の意見を主張するのみで、相手を説得しようとする姿勢が感じられないからだ。

震災発生以降、ネット上、Twitter上において様々な問題提起がなされている。

原発問題、放射能問題、首相を含めた政治家の問題、そして今回のフジテレビの偏向報道問題。

しかしどれを訴える人も、本当に相手を説得するつもりがあるのかと疑いたくなるような主張の仕方ばかりである。


その中でも特に脱原発を訴える人達について考えてみた。

是非みなさんの忌憚の無いご意見をお聞かせ願いたい。



脱原発の話をややこしくしてるのは、本当に今のままだと電力不足なのかどうかがはっきりしない点だ。

だから同じ脱原発派の人達の中で、節電すべきだ、いやその必要は無いと争っている。

電力不足は嘘だと主張する人達は「元々電力不足は嘘だから、原発は必要ない。だから脱原発の為に節電をする事は経済の活性化の妨げになる」と節電する人達を非難する。

一方で電力不足を信じてなお脱原発を訴える人達は、節電は必要無いと訴える人達を「この夏電力不足を乗り切ったのは節電のおかげ。節電をやめるなんて有り得ない」と非難する。


何故同じ脱原発を望む人達の中で争うのか。

それを見て原発による利権を守りたがる推進派はほくそ笑んでいることだろう。


まずは反対派同士お互いに歩みよったらどうだろうか?

原発を無くしていく事は大前提として、本当に電力が不足するのかどうかはお互いに意見を交わしあって検証していけばいいと思う。

端から見ていると節電派の「節電したからこその供給力不足の回避」も納得出来るし、一方節電不要派の「電力不足自体が嘘だから節電の必要無し。むしろ経済の為に節電はしない方がいい」という主張もそれが本当ならそうするに越したことはない。

どちらの考え方も理解出来る。

それを最初から相手の言う事を疑って嘘つき呼ばわりしたり、相手の事を見下して「ものを知らない連中」と決めつけたりするのは、どちらも他人の意見を聞けず、自分の知識を増やし、思考を成長させることの出来ない人間である。

これがまだ全く反対の主張をしているならともかく、同じ目標に向かっている者同士のはずが、お互いに否定しあっている。


僕もあの事故以来ではあるが、ずっと脱原発を訴えてきただけに、両者の争いはとても心苦しく思いながら見ている。

僕の考えは、まずは節電は必要である。



経済の停滞は確かに心配ではあるが、経済活動と関係無い所での節電はどんどんするべきである。

節電不要を訴える人達も最初はそう訴えていたはずなのだ。

が、余りにも世間の(特に政府と東電が訴える)節電ムードに業を煮やしたのか、何でもかんでも節電自体反対するだけでなく、節電を訴える人達を政府と東電と原発推進派の嘘に騙される間抜け扱いさえしている。

攻撃する矛先を間違えている。

もちろん攻撃された節電派も節電不要派を敵のように嘘つき扱いする。

悪循環である。



何度も言うが、他人の意見を聞き入れず、自分の考え方に固執するだけでは自分を成長させることは出来ない。

自分の成長はともかく、本来の目的である自分の考えを訴えることさえままならないであろう。

誰が自分の意見を聞いてくれない人の訴えを聞き入れるのだろうか。

お互いに歩み寄る姿勢が、お互いの理解を生み、互いの成長と発展を促進させるのだ。

決して一人では出来ない思考も相手の考えをお互いに取り入れることにより、到達出来ることもあるのだ。



一番最悪なのが、自分の考え方に固執する余り、同じ考え方の人達同士で集まり、その中だけで盛り上がり、馴れ合いの中で「自分は正しい」と悦に浸ることだ。

これが趣味の話ならそれもいいだろう。

好きなアニメやアイドルの話を同じ趣味の人同士で存分に楽しんだらいいと思う。

しかし、この問題はそもそも考え方の違う人達を説得する事が目的なのである。

未だに原発は必要と訴える人達に原発の危険性や不要性を訴えるのが本来のやるべき事だったはずだ。

自分の考え方の正当性を自分の中だけで完結させて喜んでいても仕方ないのである。


他人を、しかも自分と違う考えの人達を一人でも多く説得出来るかに脱原発はかかっているのである。

その為には原発推進派や原発があることに不安を感じない人達がどうしてそう考えるのか、よく考えることである。

頭ごなしに否定するのではなく、まずは相手の考えや気持ちを考える。

そして相手を理解する。

そうすれば、相手を説得するための言葉も自ずと浮かんでくる。

頭ごなしに否定しては、相手も反発するだけだ。

まずは相手の話を聞いてあげる、そして自分の考えを聞いてもらう。

そして、お互いに歩み寄りながら解決方法を模索していく。

これが相手を説得するという事である。



相手を説得するという事は何も完全に自分の考え方に相手を染めることではない。

それは説得ではなく洗脳である。

相手を説得する時は相手に自分が説得される覚悟を持って望むべきである。


「自己を持つ」ということは、自分の考え方に固執することではない。

自分とは違う考え方も取り入れながら、自分を成長させていく事が自己を確立していくことだと考える。

そうやってお互いに成長しながら、共に正解を導き出していけばいいと思う。


誰もが正解を知っているわけではない。

しかし、誰もが誰かと協力すれば正解を得る可能性がある。


まずは相手の話を聞こう。

いきなり推進派の話が受け入れ難いなら、せめて反対派同士争わず、お互いに歩み寄ってはどうだろうか。

僕はそうして自分なりの正解に近づいていきたい。

そして、その考えを共有できるように、説得を続けて行きたい。

それが脱原発に繋がると信じて。 

(了)





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【2011/08/27 18:19】 | コラム・エッセイ | トラックバック(0) | コメント(0) |
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