嫌いなものの一つが渋滞です。
先日もカーナビと渋滞の関連性について言及しましたが、嫌いなものの事ほど深く考えるってことありますよね?
まあ今日も例にもれず渋滞に巻き込まれてしまっているわけですが。
今日は渋滞のメカニズムについて考えてみたいと思います。
昔の漫才のネタに、
「渋滞の一番先頭って何してるのでしょうね?」
なんていうのがありました。
ホントに渋滞の先頭って何してるのでしょうね?
あなたは渋滞の先頭になったことはありますか?
渋滞には大きく分けて二種類あると思われます。
一つは分かりやすい方で、事故や工事によって生じるものです。
事故した車や工事作業によって二車線の所が一車線になったりするわけですから、元々その道が持つ交通量の処理能力が減少し、車が溢れてしまうわけです。
もう一つは、普通に考えると何故渋滞が生じるのか疑問に思う、自然渋滞です。
みなさんも渋滞に巻き込まれていたのに、特に工事や事故の横を通り過ぎる事なくまた車が流れだし、不思議に思ったことはありませんか?
しかしこちらの方も、先ほどの交通量の処理能力という理屈で考えると説明可能です。
先ほどの場合は事故などによってその道の処理能力自体が低下し、自然渋滞の場合は交通量が能力を上回る場合です。
あまり気持ちの良くない例えで申し訳ないのですが、事故などが原因の場合は、人間でいうと血管に血栓などができ、つまって脳溢血になるのと似ています。
自然渋滞の場合は、血液が血管の太さを上回る量流れようとして破裂するのに似ています。
そんな場合があるのかは知りませんが。
もちろんそれが同時に起こる場合もあり、そんなときは大渋滞です。
人間なら確実に死んでいます。
しかし逆に言えば、いくら交通量が増えても、その道の処理能力を上回らなければ、渋滞は生じません。
事故や工事があっても、それによって低下した処理能力を上回る交通量でなければ、やはり渋滞は生じません。
なにか当たり前のことをつらつらと述べているようですが、それでもやはり、渋滞の先頭が何をしているのか、何故交通量が増えると、渋滞が生じるのか正確に説明するのは難しいと思います。
通行止めが原因になる場合ももちろんありますが、大半は道幅が狭くなるにせよ、交通量が増えるにせよ、全く止まってしまうわけではなく、流れている場合がほとんどです。
つまり先ほどからの疑問である渋滞の先頭は何をしているかというと、決して止まっているわけではなく、進んでいるのです。
むしろ通常の速度に戻すように、スピードを上げている場合が多いぐらいです。
それでは何故先頭はスピードを上げているぐらいなのに、そこから渋滞が発生するのでしょう?
信号待ちをしている場面を思い出して下さい。
あなたは信号待ちの列の後ろの方にいます。
信号が青に変わりました。
あなたは青になった瞬間に車をスタートさせるでしょうか?
そんなことをしたら、前の車にぶつかってしまいますよね。
僕は時々、今信号待ちをしている車が、青になった瞬間に同時に同じ加速度で発進したらぶつかることもなく、はやく進むのに、と思うことがあります。
しかしそんなことは不可能で、普通は先頭の方から順番に発進していくはずです。
つまり、この発進のタイムラグが渋滞の原因なのです。
車の台数が増えれば増えるほど、その時間差が先頭と最後尾では大きくなり、下手をすると信号がまた赤にかわってもスタートできないこともあるのです。
信号待ちや工事を避ける以外にも、交通量が多い時に先頭の車がスピードを落とすと、やはり後ろの方で時間差が大きくなり、渋滞が生じます。
同じ交通量でも車線数が多い場合は、一車線当たりの台数が少なくなるため、先頭と後ろの時間差が小さいため、渋滞が生じにくくなるのです。
くだらないことを、さも理論的であるかのように語ってきましたが、以上は全て僕の勝手な想像です。
しかもこの文章、5日ぐらいかけて打ち込んでいるのですよ。
ほんとくだらないでしょ。
それぐらい渋滞は暇で、嫌いだということです。